日本のトライアスロンの歴史をヒューマン・ドキュメンタリー・ドラマとして、出来る限り史実に基づいて解き明かしていこうという趣旨で書き始めた『日本トライアスロン物語』は、2003年春から2015年初夏まで12年間、インターネット・マルチスポーツ・マガジン「TRI-X」<https://www.tri-x.jp/>の誌上(連載コラム)で、延べ54回に亘り連載し完結しました。
この間に取材した人々は、トライアスロンの選手や大会役員・ボランティア、クラブやチーム、組織などおよそ100名余にのぼっており、トライアスロンがハワイで発祥した序章を含め、1981年2月に日本人8名が参戦したハワイ大会から85年10月の天草大会まで、大会・組織・競技形態のすべてを含め、我が国トライアスロンのエスキスが凝縮されていた黎明・興隆期の時代を記しております。
ノンフィクション・エッセイとして書いた『波と光と風のある夏~太陽に魅せられたトライアスリートの物語』は、著者のトライアスリートとしての生活とスポーツサークルの仲間たちとの交流を描いたもので、1991年6月に㈱大和出版より刊行されました。逐次、全文を掲載してまいります。